LOGAN

ヒュージャックマン主演「LOGAN」見てきました。

これでヒュージャックマンが演じるのも最後、という話があります。
マーベルコミックヒーロー、X-MENのウルヴァリン。
キャラクタ一人を主軸に置いた物語。

2029年は、意外にも退廃的な世界だった。
過去、何かと話題になったミュータントは人々の記憶からも忘れ去られている。
新種が、全く産まれなくなったのだ。

長い戦いを経て、疲れ果てていたウルヴァリン。
社会に溶け込むように、ドライバーの仕事をしていた。

理由はある。稼がないといけないのだ。
生活費と、薬とのために。

放棄された工場跡を住まいとし、鉛でできた大きな檻に閉じ込めた、チャールズエグゼビアのために。
齢90を超えるチャールズも、老いだけではなく、力の制御ができなくなる頻度が多くなった。

ウルヴァリンもだ。
ヒーリングファクターが機能しない。アダマンチウムの爪は、きれいに3本出てこないこともある。
謎の咳も出る。酒をどれほど入れても身体が温まらない。

そんなある日。ローガンをウルヴァリンと知る女性から声をかけられる。
「助けて欲しい」
繰り返しいっていたその女性は、次には、殺されて――。


非常に重苦しい導入です。
アフターウォー、とでもいうのでしょうか。
華々しく戦った彼らの姿はどこにも無く、枯れて行くのみ。
ウルヴァリンも、車泥棒の撃退に苦労するほどです。

多くのミュータントを導いたチャールズも、語りの多い老人になっています。
薬を飲めと言われ続けて、飲んだぞ!とばかりに舌を見せるシーンなどは、
本当に、老いと、老い故の反骨を見せてくれた気がしました。

既に動かない身体。残り時間を考えたら、選べる手段の少なさに、意固地になる思考。
ヒーローに老いというものを明確に与えたのは、久しぶりの作品だと思います。

大好きな「ダークナイトライジング」も、
どちらかというとくすぶっているという感じでしたし。

続く物語という舞台から退場させるためには、終わらせる。
それを見事にやってのけたのは、本当に凄いと思います。

ですから、X-MENシリーズであるとか、ああいう派手な戦いを期待していると、肩すかしかもしれません。

名作「シェーン」を引用した下りも、ラストも、本当に見事でした。


出演者人数も少なく、なんとなく予算は抑えめであるように思えます。
それはそれで、とても良かったです。
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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

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