パシフィックリムアップライジング

パシフィックリムアップライジング」観てきました。

怪獣が襲った世界を、人型巨大兵器イエーガーが護り、10年。
復興が進んでいるところと、そうでないところがあるままの世界。

綺麗な世界が住みやすい者と、そうで無い者がいる。
ジェイクは、そうで無い方だった。

盗みんでは物々交換。そうしないと明日朝のフレークすら手に入らない。
イエーガーのパーツも良い代価となった。

ある日、統合軍の目を盗みパーツを探しに行くと、そのパーツが奪われた。
後をつけると、自分でイエーガーを作る少女が居た。

10年前に英雄となった父を持つジェイク・ペントコストと、10年前に家族を全て失った少女アマーラとが出会い……。

1作目が好きだった人は、2作目は好きでは無い可能性が高くなりますね。
まあ、はっきり行ってしまうと。
自分も、2作目好きでは無いです。

1作目というのは、ギレルモ・デル・トロ監督の、怪獣とか、ロボットに対する偏愛があったように思います。
その上で、登場キャラクタのドラマがあった。
例えそれが誇張があろうと、どこまでも真剣に描こうとしてくれていたように思います。

そういうところがすぽんと抜けて無くなって、パシフィックリムの世界にあるもの全てが、
単なるコマのような扱いになっていました。

出来上がったのは、単なるアトラクションムービー。

イエーガーも搭乗者も個性が全くなくなり、事態がポンポンと動いていくのみ。
それを動かすキャラクタたちも、前作がある、という前提を全て捨ててしまっています。

ジェイクに対する周囲の印象が急展開し過ぎています。
マコに対する評価は元々高かったと思いますが、だからこそジェイクに任せる理由は無いわけです。
「英雄とは違う」んですから。
その上で、いきなりイエーガーに乗れてしまう素養があるのであれば、
本当の意味で盗品売買を続ける生活は必要なかったはずです。
マコに対してもそうです。前作で芦田愛菜さんが好演したドラマを背負ったキャラクタなわけです。
それがあの扱い。
しかも、マコなんで閉鎖基地のこと知っていたのでしょう。
アマーラのイエーガー作れる設定も何か必要でしょうか。
世界の現状を知らしめるための冒頭数分、二人の登場人物は必要だったでしょうか。

イエーガーに2人で乗らなければいけない理由であるとか、
2作目が初めての人には伝わらない。描かれていないから。

原作者でもあるギレルモ・デル・トロ監督が交代に。
「Pacific Rim: Maelstrom」だったタイトルが変更に。
制作会社が対立、その後、買収される。
脚本が変更になる。

……ということが、あったようです。

日本版サイトのキャスト紹介もなんか……ちょっとね。

前作が良かったのは、そのこだわりの部分だと思うのです。

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ヘルボーイにしろ、どこまでも自分でデザインしていた。
デザインだけではなく、それがどんな成り立ちなのかも考えられているわけです。
描かれた存在には既にストーリーがあるわけです。
それが有限の映画に描写されようとしていた。


それが、今作は無い。それだけなのかも。
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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

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